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相談内容-4 「『自治医科大学』『産業医科大学』『防衛医科大学』卒業医師償還金問題で悩んでいます」


自治医科大学
大学卒業後、医師免許取得後に、引き続いて県知事が指定する公立病院等に修学期間の1.5倍の期間勤務し、かつその半分の期間を離島・へき地公立診療所に勤務した後、返還が免除されます。
詳しく見ると、医師免許取得後、研修と勤務期間を併せて9年間の勤務年限があり(6年間で卒業した場合)、県立中部病院で臨床研修医として2年間研修し、その後県や町村立の医療機関で7年間勤務することとなります。その期間のうち4年間は離島・へき地診療所で診療に従事することになります。
防衛医科大学
医師国家免許試験に合格し、幹部候補生学校を卒業すると2等陸・海・空尉に昇任します。医師免許を取得した人は、2年間の臨床研修を防衛医科大学病院で受け、その後、各自衛隊の病院等で勤務します。卒業後9年間は自衛隊に勤務する義務があります。
卒業後9年以内に離職する場合は、償還金を償還しなければなりません。償還金は勤続期間によって決定されます。(最高額は約5000万円)
産業医科大学
産業医という医師を育てるための学校で、卒業後在学年数の1.5倍の年数(通常なら9年)の産業医としての義務を果たさないと何千万もの授業料を請求されますが、きちんと義務を果たせば、払う必要はありません
以上の3校はそれぞれの目的の医師を育成するために9年間のお礼奉公を義務づけられております。この目的通り9年間を過ごした場合医師としての専門性を習得する事が困難となります。初期研修医の2年間はそれぞれの大学病院で受ける内容は他の大学と大差はないのですがその後の7年間は臨床医としてのスキル及び専門性を習得しづらい環境にありこの3大学の卒業生の専門性とスキルはやはり他大学卒業生に比べ見劣りするといわれております。
<解決法>
償還金返済ローンのある民間の医療機関の活用
いくつかの民間の医療機関ではこのような償還金を医師に代り借受けして医師がその医療機関に勤務しながら返済するシステムがあります。あるいは医師の借受けする際の保証をしてくれる制度があります。卒業後直ちに民間に移った場合は5千万円近くの金額になるといわれておりますが初期研修の2年間のみそれぞれの大学で研修を受けておけば3500万円ぐらいの償還金金額となります。
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